アスペルガーな人へ100の質問

No.1:ハンドルネームをどうぞ

ナッツミニー

No.2:年齢(○十代)、性別、 誕生月を教えて下さい。

二十代。女。

No.3:公開できるHP・ブログをお持ちでしたらURLを。

ブログ「わたしってアスペルガーかも?」http://blogs.yahoo.co.jp/natsminy

No.4:どんな赤ちゃん・子どもでしたか?

泣かない。よく吐く。眠らない。騒がない。2才ごろから自力で本を読んでいた。

No.5:無口な方? よくしゃべる方?

無口なときと多弁なときの差が極端。基本的に「口は災いの元」なので、できるだけしゃべらないようにしている。

No.6:涙もろいほう?あまり泣けないタイプ?

まったく泣けない。

No.7:小説と図鑑、どっちが好き?

小説。図鑑は読むところ(テキスト)が少なくて、しかも重たくて持っていられない。

No.8:「サリーとアン課題」はクリアできた?

できなかったです。……というか、何が間違っているのか意味がわからなかったです。
初めてこの課題を知ったのは大学生のとき。講義で、定型発達の幼児が披験しているVTRを見たのです。「このように、他者視点を持てるようになるのは○才くらいからで……」というナレーションにビビりました。「ええっ!? わたし(当時二十歳前)できなかったよ!?」と。

No.9:学校の頃の、得意な教科、苦手な教科は?

記憶力がよかったので、ペーパーテストは得意だった。運動性と創造性を要求される芸術系、運動系がまったくダメ。

No.10:子どもの頃理解できなくて困ったルールや、大人になってから知ってびっくりした世の中のルールは?

子どもの頃は、「今日から○○ちゃんは無視ね!」などという女の子ルール。大人になってからは、「みんなが知っていることだからこそ口に出してはいけない」という暗黙のルール。

No.11:どんな分野の仕事をしていますか? アスペの人に向いている仕事(職種)って、何だと思う?

子どもにかかわる仕事。

No.13:最初にアスペルガーかもしれないと気付いたのは、どんなきっかけ?何歳頃?その時の気持ちは?

認知システムがみんなと違っていると気付いたのは高校生のとき。「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」を知ったのは大学生のとき。アスペルガー症候群の定義をはっきりと知り、「そうかも」と思ったのはつい昨年。

No.14:ASの診断は下りましたか?その時の気持ちは?(下りていない人は、もし下りたらどう感じると思いますか?)

自分で、「……かも?」と思ったときには、後から手が震えた。そのおびえに似た気持ちを忘れないために、ブログのタイトルを決めました。

No.18:自閉症スペクトラム指数(AQ)での自己診断の点数は?

34点。

No.19:タイプでいうと、積極奇異型、孤立型、受動型、どれっぽい?

孤立型。用がないかぎり自分から他人には近づかないし、基本的に他人の命令では動かない。

No.20:どんな「こだわり」がありますか? 「勝ちたいこだわり」ってある?

食器の積み方やお茶の淹れ方などにパターンがあって、乱されると非常に不快。勝ち負けには興味がないので、興味がある人に譲ります。

No.21:視覚優位、聴覚優位?

視覚優位。

No.22:常同運動、ロッキングはしますか?

タオルケットをなでる、足の指をもぞもぞ動かす。
ロッキングは椅子に座るとついやってしまうけれども、一度ひっくり返った経験があるのですぐやめます。

No.24:関節はユルい?固い?

固いです。鉄筋コンクリートだと言われたことがあります。
足首の間接が固くて正座ができないので、それは異常だなと感じます。

No.25:コタツに入って、足が見えなくなると、感覚がなくなる?

コタツに入った記憶があまりないです……

でも、布団に入っていると、胸から下の感覚がなくなることがあります。

No.26:やけに暑がりだったり、やけに寒がりだったりしませんか?

「暑い」と感じても服を一枚脱ぐことを思いつかなかったり、「寒くないの?」と聞かれて初めて上着を着ることを思いついたりします。

No.27:感覚過敏はありますか?(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)

ありすぎて書ききれません……大音量や高音、気圧の変化で、耳がひどく痛むのが一番つらい。

No.28:好きな食べ物、苦手な食べ物は?(コーヒー、チョコ、ナッツ等は?)

すっぱい果物(柑橘類など)は好きですが、甘い果物(バナナ、柿など)がダメ。
コーヒー×、チョコ△、ナッツ○。ただし、チョコはものすごくほしくなるときと食べられないときがあるし、ナッツは食べられるけど口の中に噛み砕いた欠片がいつまでも残る感じがして不快。

No.29:苦手な音は?

振動をともなうような重低音。ファンの音のように、いつまでも単調に続く音。人の咳き込む声。突然の笑い声や歓声。

No.30:電話の音や、電話をかけるのは苦手?

電話の音は、着信音をいじれるようになってからは平気。電話をかけるときはものすごく勇気が要りますが、プロのオペレーターと話すときはとても安心します。

No.31:苦手な服は?(タートルネック、ピタッとした下着は?)

ウエストの締め付け。ゴムもベルトもダメ。
レザーやウール、コーデュロイの手触りやにおいがダメ。

No.32:聴覚過敏と視覚過敏、どちらが強い?

聴覚過敏。普段は遮断しているけれども、本当につらいときには耳をふさいでも逃れられないので。

No.33:反対に、鈍感すぎて困ったことはない?

指先の感覚が鈍く、「熱いものにふれた」ことに気付かずにやけどをすることがあります。(揚げ油に指を突っ込む、など)

No.34:恐怖症はありますか?何恐怖症?

恐怖症というほどのものはありませんが……平坦なところをただ歩いたりぼうっと立っていたりするだけなのに、不意にありもしない落下感を感じてよろめくことがあります。そのときは「死ぬ!」というくらいの恐怖を感じます。

No.35:右と左は混乱しませんか?

口頭による「右を向いて」などの指示にはうまく従えません(身振りや矢印で方向を示してもらえると大丈夫)。
また、自分に向かい合う相手にとっての左右を想像しようとすると混乱します。

No.36:人の顔を覚えられない?

顔細胞(人の顔を識別するためにあるといわれる脳細胞)がない気がします。声や足音、気配やにおいは記憶できるので、それで人を見分けています。

No.37:どんな人が苦手? 苦手な男性のタイプ、女性のタイプは?

「自分に従え」というタイプの人が苦手です。命令されると反射的に反発してしまうので。

No.38:じゃがいもとさつまいも、豚肉と鶏肉、芸能人のあの人とこの人など、長い間区別がつかなかったものはありますか?

切り身の魚。模様も顔も体つきもわからないのに、何で見分ければいいのかよくわかりません。

No.39:声が大きすぎたり小さすぎたりして困ったことはありますか?

エスカレーターに乗っている間は普通の声でしゃべれていたのに、降りようとした途端に声のトーンが跳ね上がったりします。乗り降りに意識を向けたときに声の制御が甘くなったか、もしくは、広いフロアに出たために自動的に声の音量が上がったのかもしれません。どのみち声の制御盤はポンコツのようです^^;

No.40:パニックになるのはどんな時? その時、どう対応する?

パニックが起こる条件はいくつかありますが……トイレかシャワーか自分のベッドに逃げ込むのが対応策です。
情報入力をシャットアウトしてからでないと、気持ちを収められないのです。

No.41:「予定変更パニック」って、ある?

あります。ときどき友人を驚かせます。

No.42:フラッシュバックはありますか? つらい?

あります。そのせいで眠れなくなるとつらいと感じます。

No.43:自分は、ポジティブ?ネガティブ?

根幹的にはオプティミスト(楽観主義)ですが、他人からの何気ない一言に対してネガティブな応答をしてしまうことが多いです。
人格が乖離しているような印象を受けます。

No.44:理論派か?情緒派か?

理論派。情緒派のふりはできません。

No.45:四角四面の物事を額面通りに考えるタイプ?

はい。
枠を逸脱したものにも、特別な枠をあつらえて物事を考えようとします。何度やってもうまく枠にはまらないと、いらいらして投げ出したくなります。

No.46:ファンタジーは好き?

好き。

No.47:あなた独自の計算方法がある?

はい。
一桁どうしの足し算は、「7+8」を基準にして行います。

No.48:量の感覚がつかみにくい?たとえば?

液体の計量は得意技ですが、お米を1合を炊くと何人前になるのかなどはよくわかりません。

No.49:時間は、守れるほう?遅れるほう?

いつも15分前行動。遅れるとパニックになりかねない。

No.53:あなたの趣味は?

マンガ。文字情報の摂取(活字中毒)。

No.54:あなたが嫌悪する趣味はなんでしょう?

生き物を飼う趣味。理解できない。

No.55:あなたのコレクションはなんですか?

……集めているものといえば……コミックスでしょうか? 全巻そろえないと気が済まないので。

No.57:「オタク」? 何の?

オタクです。ジャソプ系。

No.59:どんな音楽が好きですか?

明るく活気のある、のびやかな音楽。歌詞や解説など、文字情報も一緒だとなおいいです。
ただし、調子が悪いときは何も聞けません。

No.60:音楽の一曲リピートにハマったことは?

ないです。
洋楽の歌詞を聞き取ろうと繰り返し聴くことはありますが、だんだん気持ち悪くなってきます。

No.66:どんな家や部屋に住みたいですか?

何をどこに片付けるべきか、ぱっと見てわかる部屋。完全防音なら言うことなし。

No.73:実年齢より若く見られる?

髪をひっつめると10歳も上に見られ、髪を下ろすと5歳は下に見られます。
……わたしはいったいどんな風貌をしているのでしょうか^^;

No.74:対人コミュニケーションで、工夫していることは何ですか?

「いつも同じセリフばっかり」と言われないように、応答パターンを増やすこと。
例)子どもが作ったものに対するコメント:「いいね」「上手だね」「丁寧にできたね」「すてきだね」「かっこいいね」「センスあるね」「きれいに仕上げたね」「工夫してるね」「すごいね」……など。

No.77:血液型でB型と間違えられることがある?

B型ですが、言い当てられたことはないです(笑)。

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